米連邦債務残高は1月19日にまたしても上限に達し、財務省はイエレン財務長官を中心にしてデフォルトを回避するための特別な措置の活用を始めています。 米国の債務上限問題というのは昨日今日に始まったものではないのであまり目新し・・・
「マーケット情報」の記事一覧
日銀新手の秘策共通担保資金供給オペ実施で国債金利低下に成功~問題はこれがどこまで継続できるか
日銀は前回の政策決定会合時に緩和措置を継続するために施行するとした共通担保資金供給オペを1月23日に5年もの国債で実施しました。この共通担保資金供給オペというのは、日銀がゼロ金利で満期まで資金を貸し付けることで購入者は額・・・
2月は本邦勢のレパトリ、海外勢の円キャリートレード巻き戻しが加速するかどうかに注目
早いもので新年1月相場もあと一週間程度を残すのみとなりました。 相場ウイークリーでもご紹介しておりますように2月あたまの米国FOMCでの政策決定がドルを中心に相場に影響を与えることになるものと見られますが、それと並行して・・・
相場ウイークリー・激しい上下動の日銀会合を通過し市場は2月FOMCに向けたドル主体相場へ
市場が想像以上に注目していた日銀の政策決定会合は結果的に現状維持となりましたが、事前の読売新聞の観測記事が飛び出したりしたことが響いたのか海外勢はなにか政策変更が出るものと期待していたことから無風の結果をうけて、猛烈な買・・・
政策決定現状維持としたことで市場との対立を引き起こした日銀~海外ではYCCの政策破綻を予測する声も
日銀は17日、18日の両日に行われた政策決定会合において、海外勢の予想に反する形で金融政策の現状維持を全員一致で決めています。 マイナス金利、10年物国債金利の誘導目標0%をいずれも維持し、昨年12月20日に前回の会合で・・・
米国の逆イールドカーブ状態は利上げの途上で益々酷い状況に陥っている
足もとの金融市場では日銀のイールドカーブコントロールがここから一体どうなるのか?継続か、とん挫かといった問題がひどくクローズアップされることになり、米国債のイールドカーブの逆イールド化がFRBの猛烈な利上げの途上において・・・
FRBがこの夏QEを再開というアナリストの予想は本当に当たるのか
1月12日に発表された12月の米国CPIは前年同月比6.5%上昇し、伸びは昨年11月の7.1%から鈍化し2021年10月以降で最小となりました。 この指標結果を踏まえ市場ではFRBが来月2月の会合で利上げペースをさらに減・・・
相場ウイークリー・日銀の歴史的緩和政策崩壊を目の当りにするかどうかの一週間
既にこのコラムではご紹介済みの通り、日銀の金融政策の修正観測が猛烈な高まりを見せ始めており、週明けはそれが一気にピークに達成しそうな勢いになってきています。 読売新聞の誤認されやすい日銀政策決定に関するヘッドラインも相場・・・
読売新聞の報道が火に油を注いだJGB売りとドル円売り~18日の政策決定会合まで延々継続か
1月12日といえば米国の12月CPIの発表日であることは広く市場参加者に知られており、前日のNY市場からポジション調整による価格の推移が図られていましたが、東京タイムが始まる1時間ほど前の午前8時前辺りから急にドル円が大・・・
相変わらず景気減速指標がでるとパウエルプットを延々期待する市場
昨年12月FOMC後の記者会見でパウエル議長は、インフレ率が2%以下を達成するまでハイピッチで利上げしたものを利下げに転じさせることはないと明言していますが、米国の株式市場のほうは景気減速を示唆する経済指標がでるとFRB・・・
海外投機筋の日本国債売り浴びせによる攻撃再開に厳重注意
年末年始からこのコラムでも日銀に関する話題が多くなっていますが、1月5日に財務省が10年利付国債入札を通告しました。 第369回債の新規オープン発行で、利率は0.50%、発行予定額は2兆7000億円程度でしたが国内メディ・・・
相場ウイークリー・年始休み明けボラの大きな相場が週明けも依然継続か
正月明け1月第一週の相場はフラッシュクラッシュのような大幅な下落こそ起きなかったものの、ドル円を中心にして結構大きなボラティリティがでることとなり、年初から損切を余儀なくされた個人投資家も相当多い状況となりました。 事実・・・