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バイデン米大統領は1日、西部コロラド州の米空軍士官学校の卒業式で演説後、壇上でつまずき転倒しましたが衆人環視の中でつまずいたことから世界中にその動画が拡散されることとなり、元気そうにしていてもやはり高齢で2024年の大統領選はまともに戦えないのではないかといった危惧の声が高まりを見せています。
動画を見る限りすでによぼよぼで、このままさらに4年大統領を続けるのは無理なのではないかといった見方も出始めており、なによりこのスピーチに向けて会場内をうろうろ徘徊するかのように動き廻ったのもネガティブなインパクトを与えてしまったようで、民主党支持者といえども単純にバイデンを支持できないという複雑な事情が高まりつつあるようです。

そんな中で民主党内ではバイデンとカマラハリスが一緒に大統領統一候補から突然引きずり降ろされ、完全に新しい強力候補が登場するのではないかといった憶測が飛び交いはじめています。
今回の一件を見るだけでもさもありなんといった状況で、統一候補者がどのタイミングで決定していくことになるのかは市場でも大きな関心を集めることになりそうです。

トランプは刑事訴追攻めで大統領候補としては機能しない?

2024年の大統領選まであと1年半となってきていますが、またしても共和党候補となりそうなトランプについては民主党がしかける未曾有の刑事訴追で出馬自体が取りやめになりかねない状況が始まっており、ここからの裁判次第ではそれが現実になる可能性も高まっています。
ただ裁判がどうなろうとも共和党内ではトランプが強い支持を集めているのもまた事実で、すんなり大統領統一候補になってしまうこともありそうな状況です。

一方民主党サイドでは本来ならこの時期に予備選につぎつぎ名乗りを挙げる候補も出てこない状態で、このままではバイデンが代表となるのが確実のような状況になってきています。
当初は引退なのではと思われたバイデンだけが立候補を表明し、あとは驚くほど静かな状態に陥っている民主党はなにかおかしいのではないかという観測が高まりをみせていますが、その背後で驚くべき大統領選挙戦略が働き始めているという噂が市場に出回りはじめています。

その驚くべき選挙戦略とは、ここから全く新しい候補がいきなり出現し民主党の新しい統一候補に勝ち上がるという話です。
たとえばオバマの奥さんであるミッシェルオバマが初の黒人女性大統領候補として名乗りを挙げるのではないかといった憶測が飛び交いつつあります。
バイデンの場合、その息子を含めて傷がありすぎるため何か問題を顕在化させれば刑事訴追からトランプ以上に候補脱落に追い込まれる可能性があり、民主党自ら候補から脱落させるのはかなり容易なようです。
また、ダイバーシティの側面からだけで副大統領になったカマラハリスも無能で、民主党支持者の中でも支持率が全く上がらないことからこの際一緒に排除されるのではないかという話がではじめています。
さらに上述のように転倒しては醜態を晒すことになっているので、この際新しい候補者を立ち上げて大統領選を乗り切るという戦略が実行されても決しておかしくはない状況といえます。

民主党の新大統領戦略にはすでに伏線がではじめている

こんな話はにわかには信じられませんが、4月24日オバマ政権の秘蔵っ子でホワイトハウスの国内政策会議(DPC)を統括してきた、影の大統領とも言われたスーザン・ライス補佐官が辞任してしまい、オバマが中心となってバイデンの切り捨て計画は既に始まっているという見方も広がりを見せています。
ミッシェルオバマが登場するのではという憶測もこのあたりからの整合性ででてきているようで、まんざら嘘でもなさそうなシナリオが見えてきます。

大統領選は株価にも大きな影響を与えるだけにここからの動きを注視すべき

米国の大統領選挙というのは米株の動きにも非常に影響を与えるものなので、2024年またしてもバイデンとトランプが戦うのか、双方ともに別の強力な候補者が登場するのかはウォール街でも非常に高い関心を集めるイベントとなっています。
それだけに候補者一新ということになれば選挙も相当盛りあがることになり、金融市場にポジティブな影響を与える可能性がありそうで、ここからの候補者選び動向からは目が離せません。
確かに傍から見ていてもバイデン対トランプの再燃というのは魅力的な選挙ではなくなっているのも事実で、恐らく候補者はこの数か月ではっきりしてくるものと思われます。