11月の米大統領選挙まであと60日余りとなってきましたが、ここへ来てメディアへの露出が増えてきたバイデン民主党候補の発言がおかしな状況になってきており、またしても認知症の疑惑が高まりつつあります。

もはや民主党は候補者指名を行っており引き返せない状況で、果たしてここから選挙戦がどういうことになるのかに非常に大きな関心が集まることになりそうで、株や為替市場への影響も懸念されます。

すでに民間の調査では有権者の相当部分がバイデン初期認知症を疑う状態

米国の民間調査機関Zogbyが7月段階で行った調査では、米国の有権者の実に55%がバイデン候補は初期の認知症なのではないかと疑っていたことが発表されていますが、高齢であるが故の言い間違いも多いことから、それが確実に現実のものになろうとしています。

コロナ禍ということで、これまでデラウエアにある自宅からほとんど外に出なかったバイデンですから、何かおかしいというイメージがあっても決定的な認知症の証拠は得られないまま時間帯を迎えることになっています。

それでもこれまでに公の場で中国を北朝鮮と言い間違えたり、イランとイラク、メルケルとサッチャー、習近平と鄧小平を言い間違えるなど、単純に加齢だから間違えたとは言えない発言を繰り返しています。

そしてここに来ていよいよその問題が顕在化しつつある状況に陥っています。

おかしな発言を多くの有権者がテレビで確認する事態に

Photo date CNBC

8月23日CNBCのインタビューに単独で登場したバイデンは、インタビュアーの質問に答えになぜかI’m going to beat Joe Bidenと自分を倒すと聴こえてしまう発言をしたことから、ネットは騒然とした状況になりました。

ご本人はI’m going to be Joe Bidenと言おうとしただけで、消して認知症ではないという養護の意見も飛び出していますが、仮にそうだとしても発言はおかしなものであることは間違いなく、本当にバイデンを打ち負かすと本人が言ったとすれば、もはや致命的な状況に陥っているといえます。

またそれ以外にもペンス副大統領のバイデンは、米国を破壊するといった自分自身を攻撃した内容の演説をバイデンはなぜか大絶賛する始末で、既に自分がトランプであると錯覚しているのではないかといった酷い憶測も飛び交いはじめています。

バイデンの言い間違いはその後も絶たず、新型コロナによる米国の死亡者は1億2000万人と発言したり、米国内での銃による死亡者は年間1億5000万人に達するなど国民の8割が死亡したと言い抜ける始末で、もはや言い間違えでは済まされない状況に陥っています。

これまでは認知症説が飛び交っても決め手にかける状況下で、しかも殆どの全米のメディアがトランプを否定する動きにでていましたので、バイデン支持率はトランプのそれを大きく引き離して高く推移してきましたが、こうしたリアルな場面を見た視聴者は徐々にバイデン離れを起こしているようで、これまで結構大きく乖離していた支持率はかなり接近しはじめているようです。

ペロシ下院議長はトランプとのディベートを禁止する発言

Photo Hill hill.cm/XCA5hbs

民主党選挙対策の幹部は恐らくこうした状況に頭を抱えているはずで、なんとか逃げ切ろうとする動きが見え始めています。

ペロシ下院議長はすでにバイデンとトランプがディベートすべきではないなどと不思議な発言をしていますが、いかにコロナ禍といえども大統領候補者同士がまったくディベートを行わないまま選挙を実施することは想定しにくい状況で、民主党の幹部はとにかく人前にバイデンを出さないでなんとか選挙を乗り切ろうとしているようですが、すでにバイデンの認知症を正確に掌握している可能性もあり、ここからの動向と国民の反応が注目されるところとなってきています。

例年大統領選前のこの時期はどちらの候補が当選するかが明確ではないことから、株式相場中心に値を下げやすくなるのが一つのアノマリーとなっていますが、仮にトランプが早々と11月を待たずに勝利を収めそうな状況が明確になった場合、このまま株価は上昇を継続して年末まで駆け上がる可能性は否定できず、為替相場にも大きな影響を与えることになりそうです。

この先なんらかのテレビ等のメディアを利用したトランプとバイデンのディベートが実施され、バイデンが決定的に錯誤的発言を繰り出した場合には、もはや選挙にはならない可能性もあるだけに注目すべき状況になってきています。