1月最終株式市場はかなり激動の1週間となりましたが、為替についてはリスクオフという動きが影響したものの主要通貨では大きな値幅の動意は見られず、比較的落ち着いた月末を迎えることとなりました。

ドル買い円買いが進む形になっていますがこれがどこまで続くのか、株式市場が下落からさらに反転して上昇基調に戻ることになればドルストレートは総じてドル買いから反転ドル売り下落になる可能性もありそうで、相場の方向を決めつけるのは禁物の2月第1週相場となりそうです。

ドル円は一旦105円抜けの動きになりそう

昨年3月の新型コロナ感染拡大を受けて101円近辺まで暴落したドル円は、その後短期間に112円台を回復するという驚くべき展開となったのは記憶に新しい所ですが、1月のはじめには下方向へ押したものの結果月末にはリスクオフのドル買いが強まったことから、ドル円も105円を突き抜けかねないところで推移し、月足は5か月ぶりの陽線引けの展開となりました。

ドル円日足推移

日足でみても昨年の3月に吹き上げたときから、ずっとだらだら下げ続けてきたトレンドをうわ抜けて上昇する形となり、2月の月初は105円台突入からスタートしそうな気配になっています。

しかし、米国FRBの政策は緩和が継続していますし日米2国間の金利差もほとんど変動していませんから、ここから猛烈に上昇することは期待できませんが、200日移動平均線が走っている105.600円超レベルまでは意外に簡単に戻すことは視野に入れておきたいところです。

ただ、本邦実需の輸出筋もそれなりにこのレベルでは売り玉を出してくることは容易に想像でき簡単に上値を追うことはできなさそうで、ロングで相場についていくにしても相当慎重な取引きが求められそうです。

シーズナルサイクルとしては例年2月後半から4月に向けてはドル円は上昇しやすくなりますので、上方向を意識しておくことは間違いなさそうではありますが、あくまで断定せずに相場の動きにしたがって順張りで追いかけていく姿勢が重要になります。

ユーロドルは引き続き下落傾向か

昨年11月から年明けまで上昇を維持してきたユーロドルですが、1月2月はシーズナル的にみても弱含みやすく今年も下落傾向が鮮明になった1月相場となりました。

新型コロナの変異種による感染拡大は英国からEU全土に広がりを見せており、ロックダウンが解除できないままに月日が過ぎていこうとしていることから、経済への影響も相当懸念される状況でユーロは大きく上昇できない時間帯に入りつつあります。

ここから暴落ということにはならないとしても1.2レベルまで下押す可能性はありそうで、引き続き戻り売り基調で相場に臨みたい1週間が続きます。

ユーロドル日足推移

ポンドはBREXITの売られ過ぎの調整上昇局面か

多くの主要通貨で動きが限定的なのに対し、しっかりトレンドが出始めているのがポンドで対ドル、対円でもこれまで4年以上にわたって売られ過ぎた分を取り戻すかのような上昇がではじめトレンドになりつつあります。

それでも一気に上昇する訳ではありませんので、ひきつけたところで買いから入るとワークしそうな状況になってきています。

ポンドドル日足推移

為替は主要通貨ペアを中心に大きく動かない、動意の少ない1週間が続きましたが、2月に入ってその状況に変化がでることになるかに注目が集まります。

月末に入って堅調に上昇を続けてきた米株、日本株ともに大幅な下落の動きとなってきており、ようやく例年のシーズナルサイクルが示現しようとしています。

ただ、予想以上に株価の様子がおかしくなりはじめており、このまま下落が続くことになればリスクオフからドル高がさらに継続することも考えられるだけに株価と債券金利については引き続き十分に注意して臨むことが必要になりそうです。