XM(XMTRADING)のスワップポイントの特徴
最近では米国と英国を除いて主要国がこぞって政策金利の引き下げに動いているため、主要通貨同士では買っても売ってもほとんどスワップを得ることは期待できない状況ですが、XMについても豪ドル、NZドル、トルコリラ、南アランドでスワップが獲得できる以外はほとんど買っても売ってもマイナスのスワップポイントにしかならない通貨ペアばかりとなっています。
最近ではこうした買いも売りもスワップがマイナスという通貨ペアは国内業者でも頻繁に登場するようになっていますので、特別珍しいこととは言えません。
政策金利とスワップはある程度連動するとはされていますが、相対契約を結んでいるブローカー経由で得られるスワップポイントはあくまで業者がカバー先のインターバンクとの交渉により実現しているものですのでまったく政策金利とリアルタイムで連動しているわけではないことはあらかじめ理解しておくべきです。
特に政策金利の近い通貨ペアではこの売り買いマイナススワップポイントの状態に陥ることはもはやめずらしいことではなくなってきています。
国内でも外資系の証券会社などでは当たり前の状況ですからXMだけの特別な状況ではないのです。
全体的に見ますと、XMで設定されているスワップポイントは決して低いわけではなく、平均的なものになってはいますが、そもそもこの会社のカッティングエッジとなっているのは888倍というレバレッジの高さですので、スワップポイント運用とは最初から親和性が低い状況にあり、せっかくの特徴を最大点に発揮させるのであればインカムゲインではなくキャピタルゲインを狙うことにこの口座を積極利用したいところです。
とくにトルコリラや南アランドの場合にはなにかの拍子に下落がはじまると大きなレバレッジではほとんどの証拠金を失うことになりかねませんからハイレバレッジの状況下でのトレードには向かないのが実情です。
XMをうまく使いこなすのであれば、スワップを気にせず少ない証拠金で大きな利益を得ることのほうに専念することのほうが結果的にお得といえます。
直近の状況では豪ドルもNZドルもコモディティ価格の下落に伴って政策金利を立て続けに引き下げる動きに出ていますので、高金利通貨と言うもの自体の数がかなり限られてきている状況です。
したがってスワップを狙うということは、どの業者を使っても非常に難しい局面に差し掛かっていることだけはあらかじめ理解しておくことが必要になるといえます。