12月はまだ2週間残されておりますが、欧米では実質今週が12月最終週ということで来週にはすでに2022年入りとなります。
したがって今週はすでに市場参加者も激減しますので無理して取引をしないことが重要になりそうな1週間です。
クリスマスと年初が週末にかかるので海外FX利用でもあまり大きな影響はない
上の表は今年のクリスマス、年末の各国の休場の状況ですが、24日のクリスマスイブは米国が完全に振替休日であるため相場は稼働しません。
欧州勢もほとんど出て来ないので実質的には東京タイムが終われば取引は終了です。
国内の店頭業者でもそうした対応を取るところがほとんどです。
25日のクリスマスは土曜日であることから欧州勢は翌27日を振替休日にしているところが多く、英国、オーストラリア、カナダ、香港は振替休日で稼働しません。
また28日はプレゼントを開けるボクシングデーとなっていますのでこちらも欧州勢はお休みとなります。
したがって相場に人が確実に戻ってくるのは29日からということになります。
米株は26日から稼働しますので、1月にはみ出す最後の7営業日がクリスマスラリーとなるのかどうかが非常に注目されます。
一般的にこの7営業日で1.6%程度の上昇が図られれば来年も相場は安泰とされますが、ここで崩れると年明けから様子がおかしくなることもあり、注意が必要です。
年末、年初は逆張りをしないのも重要な売買法
今年の本邦だけが稼働しない年末年始は31日と年明けの1月3日となりますが、年末はそれほどリスクはないものの、年明け3日はトルコリラ円のような通貨ペア投機筋が流動性が枯渇している時間帯にわざとツッコミ売りしてくる可能性が相当高く、とにかくポジションを年明けに持ち越さないことを最優先にしたほうがいいでしょう。
個別の通貨ごとの相場展望は来週に改めてお届けしたいと考えております。
動かない相場に無理に入る必要はありませんのでゆっくり英気を養う期間にしたいところです。