市場が異常とも言えるほど期待した主要三中銀の政策決定会合を通過し、いよいよ月末、四半期末、半期末が重なる為替相場へと突き進んでいくことになります。 米国FRB、英国BOE、本邦日銀ともに結局現状維持となった・・・
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9月FOMCは市場の期待を裏切る結果に、ドル円はとうとう148円台へ
最近のFOMC相場は、市場の期待とは裏腹に推移するというのがお決まりのパターンとなっていますが、21日午前3時に発表されたFOMCの政策決定を受けての相場もまさにその状況となっています。 市場・・・
EU圏を牽引するドイツ経済に暗雲~今後はユーロの長期下落に注意
ユーロ圏といえば、経済的に調子の悪い国があっても、ドイツが経済成長をリードし域内での帳尻合わせをするというのが、ここ数年の流れとなっていますが、そのドイツ経済もとうとう他国を助けられるほどの余力がなくなって・・・
読売の植田氏インタビューで再燃、日銀政策に対する市場の疑問と混乱
9月9日、読売新聞に突然掲載された植田日銀総裁のインタビューをきっかけに、市場では日銀は一体何を考えているのかという疑問が急激に高まりつつあります。 それもそのはず、世界的にインフレに苦しむ国々が増えつつある中、とうとう・・・
相場ウイークリー・3つの中銀立て続けの政策決定会合に注目の一週間
9月第三週の為替相場は、9日の読売新聞による植田総裁のインタビューを受け、週明けドル円は大きなギャップダウンからスタートすることになりました。 日本勢はあくまでたらればの話として受け取ったものの、翻訳タイトルの付け方に問・・・
ドル円は9月二番天井をつけ調整相場入りの可能性~値幅より日柄から見えてくるもの
為替相場は、年末に向けて米国FRBの利上げがどのように展開するのか、あるいは停止となるのか、それによって動きが大きく変わりそうな状況が継続中です。 米債金利の上昇度合の限界や、ドル円のロング、ショートポジションの積み上げ・・・
読売新聞植田日銀総裁記事で相場は窓開け大混乱~マイナス金利はやめられるのか
9月9日、NYタイムが終了したのと時を同じくして、読売新聞に植田日銀総裁インタビューが掲載され、ほどなくして英文の記事も配信されました。 報道機関の単独インタビューに応じるのは、植田氏が今年4月に就任して以来初めてという・・・
22年の時を経て記憶から消えた米国同時多発テロ~当時の相場の動きを振り返る
9.11といえば、今から10年~12年前であれば、米国で起きた同時多発テロのことを殆どの米国民がリアルに経験し、当時の状況を饒舌に語ることができました。 これは、世界貿易センタービルに隣接したウォール街でも同様の状況で、・・・
相場ウイークリー・過熱感のない中ドル円が150円超えを試すかどうかに大注目
米国が本格的に夏休み明けとなった9月第二週の為替相場は、市場参加者が期待するほど思い切った動きを見せることはありませんでした。 ドル円については、週足など長い時間足で見ると引き続き上を試す動きになっています。 週明けは、・・・
FRB利上げほぼ終了で市場の関心はソフトランディング実現の可否に移行
FRBは今年の利上げをほぼ終えようとしており、人によってはすでに終了しているという見方をする向きも増えています。 こうなると市場が気になるのは米経済は雇用を大きく失うことなくインフレ率を低下させるソフトランディングに成功・・・
いきなり強気の姿勢に出てきたBRICS新加盟国イラン~対応を間違えば本邦も日本円も窮地に立たされる展開に
8月29日イランのライシ大統領がテヘランで会見し、日本を名指しにして米国の経済制裁で本邦国内で凍結されているイランの資産の凍結解除を要求するという思い切った発言を繰り出しています。 イランはあえて米国ではなく、協力した日・・・
バイデン政権下の国家統計局が2023年の雇用者数を改定値で大幅下方修正~一体これは何を示唆しているのか
9月1日に発表された米国の雇用統計では、非農業部門雇用者数は8月に前月比18万7000人増加とエコノミストの事前予想の平均値の17万人増よりも上振れる数値となりました。 その一方で賃金の伸びは鈍化し、労働市場の底堅さと鈍・・・