いよいよ9月相場に突入しましたが、まだ1日経過しただけで明確な方向感は出ないまま先週金曜日米国の雇用統計を迎えることとなりました。 先週の8月末一週間の相場は思いのほか荒れた展開で、とくにドル円は年初来高値の147.37・・・
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ジャクソンホールを経て市場が期待するFRBの利下げ政策~本当にこんな楽観的な動きになるのかが大きな問題
ジャクソンホールでのFRBパウエル議長の講演を通過して、市場は長期のFRBの金利政策について折り込みをはじめています。 パウエル議長はインフレ率が2%に落ち着くまでは利上げは止めても利下げは行わないとはっきり明言していま・・・
福島第一原発の処理水放出開始で周辺諸国の猛反発~金融市場への影響にも大きな懸念が発生
福島第一原子力発電所が2011年の東日本大震災で原子炉のメルトダウンを起こしてから12年半となる8月24日、原子炉の冷却に使われた放射性物質を含む汚染水がALPSによる処理を経て希釈されながら太平洋に放出されはじめました・・・
円安・株高の相関が崩れ始めた本邦金融市場~この関係はこのまま崩れるのか
今年5月久々に3万円の大台を超えてきた日経平均はその後猛烈な強さを見せることとなり、7月前半まではかなり強い上昇相場を演じることとなりました。 それと正相関の動きで上昇を果たしたのがドル円でしたが、7月後半の日銀政策決定・・・
相場ウイークリー・ジャクソンホールを通過して相場に新たな方向感がでるかに注目
市場が大注目したジャクソンホールのFRB年次会合を通過して金融市場はいよいよ秋相場入りする時間になってきました。 25日の日本時間午後11時過ぎからFRBパウエル議長のジャクソンホールでの講演はかなり短いものになりました・・・
BRICS総会開催で見えてきた明確な脱米国の流れ
8月22日から南アフリカ・ヨハネスブルグで開幕したBRICS総会、別名BRICS首脳会合は、逮捕を恐れてプーチン大統領はビデオ演説、中国の習近平国家主席は同時期に南アを訪問し、22日にラマポーザ氏と会談していたもののビジ・・・
9年7か月ぶりに0.66%まで上昇したJGB10年債 日銀と財務省は指値オペと為替介入をどう組み合わせるつもりか
8月22日の本邦債券市場ではJGB・日本国債を売る動きが強まり、一時的ではありますが長期金利は0.66%と9年7か月ぶりの水準まで上昇する相場となっています。 日銀が7月の金融政策決定会合において基本は緩和継続としながら・・・
中国金融当局の現安阻止介入の影響を受けるドル円下落に注意
本邦がお盆シーズンだった先週、中国恒大集団がニューヨークの裁判所に外国企業の破産手続きを調整する連邦破産法15条の適用を申請した、中国の月次CPI、PPIが軒並み悪化してすでにデフレに突入したのではないかといったネガティ・・・
今年のジャクソンホールで大きな議論の中心となる自然利子率について考える
今年も24日からジャクソンホールにおいてカンザス地区連銀が主催の年次総会が開催されます。 今年のテーマは「世界経済の構造変化」で、景気や物価への影響が中立的な金利水準とされる自然利子率について言及があるのではないかといっ・・・
相場ウイークリー・ジャクソンホールと南アBRICS総会に大注目の一週間
8月第三週の為替相場は本邦勢がお盆休みということで静かな幕開けとなりましたが、介入が懸念されるドル円は週初からじりじり上がりはじめ、週終盤の17日にはとうとう146円を突破して146.500円レベル、完全に前回の介入レベ・・・
時は既に年後半~ドル円はここからどこまで上昇するのか或いは下落に転じるのか
4月から会計年度が始まる我が国では8月はまだ今年の前半の域を出ない印象がありますが、カレンダーイヤーで言えばすでに後半に突入しており、今年も残り4か月半となっていることがわかります。 足元では年初来高値更新にむけて上昇し・・・
お盆休みなのに145円を超えたドル円~果たして本邦財務省の介入はあるのか
8月第三週、本邦はお盆シーズンまっさかりですが週明けからドル円は一気に145円を超えるところまで上伸し、いよいよ財務省の円買い介入が行われることになるのかに注目が集まりつつあります。 一番参考になるのは昨年の介入水準とい・・・