本邦がお盆休み明けとなった8月第3週は市場参加者も限定的でおもむろに動き始める相場となりましたが、結果的には結構想定外の動きを示現する一週間となりました。 週初133.45円で寄り付いたドル円は、米8月ニューヨーク連銀製・・・
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シーズナルサイクルが全くワークしない今年の8月相場~果たしてこれをどう見ればいいのか
8月相場もすでに半分を消化し、ここからは秋相場も意識していかなくてはならない状況となりました。 ただ今年の8月相場は株も為替も過去20年程度の相場の動きとは全く異なる動きをしており、シーズナルサイクルやアノマリーといった・・・
ジャクソンホールのパウエル発言に異常期待する市場~本当にそのような話になるのかどうかはかなり疑問な状況
今年もジャクソンホールでの会合のシーズンとなりました。 今年は8月25日から27日までワイオミング州ジャクソンホールにて開催されることとなり、コロナ禍で昨年までのオンライン会合ではなくリアルな会合に戻ることで注目を浴びて・・・
8月相場から一旦撤退して様子見を決め込むファンド激増~彼らはこの先の相場をどう見立てているのか
年初からかなり下げた米株相場でしたが、7月に入って一旦底打ちした様な動きも示現しはじめ、足もとの8月相場ではS&P500を中心にかなりの戻りをためす展開になっています。 しかしこの動きを見ても多くの投資ファンドは様子見を・・・
相場ウイークリー・お盆休み以降相場がもとの軌道に戻るか注目の一週間
欧米ではまだ夏休みシーズンは続きますが、本邦ではお盆を過ぎるとかなりの企業が夏休みから平常営業へとシフトし、為替相場も日常に戻りやすくなります。 今年の本邦の夏休みシーズンは劇的な相場の変動こそ起きませんでしたが、8月第・・・
インフレに対する間違った市場予測に厳重注意~迂闊に乗ると大損する可能性も
8月第一週末の米国の7月雇用統計が発表されて以来、重要な経済指標が出るたびに相場はインフレに対する先行き見通しがブレまくるようになり、ドル円は日替わりで上下動を繰り返すようになっています。 雇用統計で非農業者部門雇用者数・・・
実は米国よりもさらに深刻なEU圏のインフレ~このままではユーロはさらに下落の危機に
米国労働省が8月10日に発表した7月分の消費者物価指数、いわゆるCPIは前月比+0%と、6月+1.3%から伸びが停滞することとなり、前月比も+8.5%と、6月+9.1%から予想以上に伸びが縮減することとなりました。 これ・・・
政権政党とカルト教団の不可解な結託がいよいよ金融市場に影響を及ぼす可能性
国内では安倍元首相の殺害事件後、旧統一教会の問題が顕在化し政権政党とカルト教団の過去に例をみないような不可解な関係が明るみにでて、国内のメディアの中でも政権忖度をやめた一部のテレビ、新聞が連日これをスクープとして報道する・・・
相場ウイークリー・雇用統計を経て流れが変わった相場状況に注目
すでにこのコラムでは触れていますが、8月5日の雇用統計の結果を受けて相場は大きくまた動き出しそうな気配となっています。 雇用が市場の事前予想以上に好調に確保されていることでここのところ一気に高まったリセッション懸念が後退・・・
7月米国雇用統計の好結果でリセッション懸念後退
5日に発表された米国の7月雇用統計は、事前の非農業部門雇用者数予想が25万人増であったのに対し、前月比52万8000人増加となったことからほぼ2倍強の伸びを示し、家計調査に基づく7月の失業率は3.5%とほぼ50年ぶりの低・・・
始まったばかりの米国の利上げなのに既に利下げを織り込み始めた相場
足もとの相場では、とうとうペロシ米国下院議長が台湾に電撃訪問したことから株価は一旦下落、米債金利は一斉に上昇するという事態に陥っていますが、7月末のFOMC以降、市場はFRBが利上げを行える時間は年内であり、11月ごろに・・・
ペロシ台湾訪問の可否でかつてないほど高まる米中の緊張感
国内ではすっかり自民党と旧統一教会との不可解な関係が大きな問題になりつつありますが、その陰で今、米国下院議長のペロシがオーストラリア、アジア各国を歴訪するのに伴って台湾を訪問する話が突如顕在化しつつあり、いきなり米中の軍・・・