先週、本邦のゴールデンウイークを前にして植田新総裁の下で開催された日銀政策決定会合は本邦勢の大方の予想どおり現状維持となり、10年物国債の金利誘導目標を0%維持、10年物国債金利の変動幅・いわゆるイールドカーブコントロー・・・
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円安とユーロドルのユーロ高でユーロ円なんと8年ぶりのユーロ高という驚くべき事態に
ドル円だけ見ているとドルは依然強い状況が感じられますが、実はドルストレート全体だと弱含みはじめており、通貨ペアごとに状況はかなり異なることがわかります。 その状況を如実に示したのがユーロ円の8年ぶりの上昇で、4月最終週の・・・
日本取引所グループが強引にすすめるPBR1倍割れ企業への改善要請の危険度
東証を運営する日本取引所グループは、プライム・スタンダード市場を対象として株価純資産倍率1倍割れを継続する企業に対して改善に向けた取り組みや進捗状況の開示を要請することとなりました。 実はこの背後には金融庁がいて、PBR・・・
海外勢が依然として日銀YCCの終焉を期待し続ける訳とは
Photo 時事 相場ウイークリーでも既に触れていますが、4月27日、28日と日銀植田新総裁体制の元で初めての政策決定会合が開催される運びとなっています。 市場では政策変更期待からドル円が売られる展開が強まりそうで、本邦・・・
相場ウイークリー・週明けは引き続き米国経済指標と植田日銀初の政策決定会合に注目
4月第3週の為替相場は相変わらず米国の経済指標の結果に振らされる展開でした。 発表される数字が想定を上回れば躊躇なくドル円は上昇しましたが、逆に下まわれば大きく下落するという一喜一憂の状況が延々と続きました。 とくに大き・・・
市場はまったく関心を示さないがいよいよ近づいてきた米国債務上限問題
今年3月突然米国イエレン財務大臣が発言し始めた米国の債務上限問題ですが、年中行事として高を括っている市場の反応は皆無で、そろそろ6月の債務上限達成のXデーが一段と近づいています。 ウォール街も金融市場も議会が承認さえすれ・・・
市場はFRBの利上げに疑心暗鬼~日替わりで発表される指標次第で上下動継続
次回FOMCは5月3日、日本時間では4日の午前3時となりますが、先週まで雇用の指標が悪くて下落していたドル円は週明け月曜日に発表された4月のNY連銀製造業景況指数が事前予想マイナス18%に対してプラス10.8と予想をはる・・・
バフェット来日で盛り上がる日本株市場~しかし彼の目線の先にあるのは米株市場の暴落か
ウォーレンバフェット氏が92才という高齢でありながら来日し、日本株への投資意欲を高める発言をしたことから日本株市場も大変な盛りあがりを見せています。 2020年8月、バフェット率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイが、・・・
相場ウイークリー・経済指標次第で上下動を繰返すドル円、むしろユーロドル取引に目を向ける時期が到来か
4月第二週の為替相場はイースター休暇を挟んだ時間に入り週初は比較的大人しい展開になるかにみえましたが、米国の月次CPIやPPIの発表を受けてドルが大きく売られる展開となったものの、週末にFRB高官がインフレが収まっておら・・・
3月米国CPIの結果を受けて俄に高まり始めた利上げ停止と利下げへのシフト
4月12日に発表された3月の米消費者物価指数はほぼ事前の予想通りとなり、結果は前年比が+5.0%と前回の+6.0%から大幅に鈍化し、事前予想の5.1%も下まわることとなりました。 前月比でも+0.1%となりこちらも前月を・・・
マクロン北京詣でで突如米国に反旗を翻す発言続出~EU圏の結束が崩れる前兆か
フランスのマクロン仏統領は4月5日から3日間の予定で中国を公式訪問し、同時に欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長も訪中を終えました。 今回の訪中の理由は、ロシアによるウクライナ侵攻の終結に向・・・
植田新日銀総裁がYCC上限撤廃すると三兆ドルもの本邦海外投資資金はどうなるか
黒田総裁は今月8日に退任し、週明けから正式に植田新総裁が日銀のかじ取りを行うことになります。 黒田氏自身は最後の会見でも自画自賛して去っていくことになり、ある意味うまく逃げ切ったという印象が強まりますが、後を引き継ぐ植田・・・