10月8日に発表された米国雇用統計はこのコラムでもすでに触れておりますようにNFPの数字が市場予測の平均から大きく下落したものの過去の平均値はそれほど悪いものではなく、さらに失業率が4.9%に下落したこともあってドル円は・・・
「マーケット情報」の記事一覧(48 / 92ページ)
市場予測を下回る米雇用統計でも米債金利は上昇
米労働省が8日発表した9月の雇用統計の速報値は、非農業部門の就業者数が前月比19.4万人と市場の事前予測50万人を大幅に下回り、8月は36.6万人を下回る結果となりました。 一方失業率は失業率は4.8%と前月よりは改善す・・・
個人投資家には判らない隠れたドル買い需要でドル円は堅調さ維持か
足もとの為替市場は米国の債務上限問題とテーパリング実施の間でドルが神経質な動きを続けています。 9月最終週思わぬ形で債券金利が上昇しそれに相関性を持ってついていったドルは対円でも対ユーロでも一気にドル高を示現しました。 ・・・
恒大デフォルトよりはるかに危険な中国電力不足~この秋冬の世界の株価下落の最大のリスクへ
中国では引き続き恒大集団のデフォルトリスクの話が後を絶ちませんが、足もとの相場ではそれをさらに凌駕しかねない世界的なリスクになろうとしているのが電力不足の問題です。 国慶節を迎えた9月末、通常ならば中国各地ではそれを祝う・・・
相場ウイークリー・今年ラスト3か月のはじまりで動きはじめた為替相場
コロナ禍の中、とうとう2021年も最後の四半期となりました。 投機筋も年末までの決算やファンドマネージャーの今季実績を確定させるために力を入れてくるのがこの時期の特徴で、10月の実質第一週となる週明けからの相場にはこれま・・・
岸田新政権誕生でも全く盛り上がらない日経平均
9月29日自民党の総裁選で岸田文雄氏が新総裁に選出されましたが、日本の株式市場は反応があまり無く、市場に多くいる外人投資家勢がほとんど興味を持っていないのがその大きな理由になっています。 すべてが岸田新総裁の影響ではあり・・・
議会証言でボコボコにされたFRBパウエル~来期再任はほとんど不可能か
9月28日に上院の議会証言に出席しましたが、民主党議員との質疑は相当厳しく、特に急進左派の代表格、エリザベス・ウォーレン上院議員はパウエル議長に対し、2022年2月以降の再選を支持しない考えを明言するなど想像以上の逆風が・・・
FOMC後の米債金利上昇はやはり投機筋の思惑売りが原因か
9月23日、FOMC直後にはほとんど動かなかった米債金利ですが、週が明けてからはとくに10年債金利の上昇が著しく、週明け27日のNYタイムでは一時的に1.5%を示現するなどその上昇は加速し始めています。 早くも市場が利上・・・
相場ウイークリー・本邦半期末、欧米四半期末の特別な動きに注意の一週間
早いもので9月相場も終了ということになり金曜日からはいよいよ10月相場入りとなります。 今年もあと3か月を残すのみとなりますが、今月日本は年度会計の半期末にあたり、欧米では第3半期末ということで通常は相場に現れない実需の・・・
リスクが過ぎ去ったかのように見える恒大集団~だが問題はまだこれから
日本が国民の休日だった20日、ロンドンタイム以降急に中国恒大集団のデフォルト問題が市場で大きく取り上げられ、株は売られて為替はリスクオフで円が急激に買われるといった相場展開となりました。 ただごく一部の人民元建ての債券の・・・
FOMC後のパウエル発言でいよいよ11月にテーパリング開始決定か
市場が注目した9月のFOMCにおいて市場の予想通り、フェデラル ファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0-0.25%で据え置くことを決定しましたが、長く続けてきた債券購入プログラムのテーパリング、日本語で段階的縮小に関し・・・
黒田総裁退任後の金融緩和巻き戻しが進む日銀
国内では自民党総裁選が真盛りで、安倍元総理が進めてきたアベノミクスをどの候補者が継承するのかという問題が話題になっています。 一方、野党の立憲民主党はアベノミクスの検証をはじめており、果たして意味のある政策であったのかど・・・